神戸あいけんシェパードのイチロー君
車イス物語


車椅子の準備
車椅子の準備は、ワンちゃんの身体が少しでも不自由と感じた時に考えなければいけません。
ワンちゃんは人間とくらべ、4年も早く歳月が過ぎて行きます。手段を考えている間にも少しずつ歩行が困難になってしまします。最初は、リハビリの為のサポートとして準備が必要です。
車椅子の製作
犬用車椅子にも幾つかのモデルがあります。ネットなどで販売されている既製品から、オーダーメイドまで種類がありますが、既製品がピッタリ合うのが何かにつけて一番良いのですが、なかなか上手くいきません。少しでも無理があると、歩行の原因となる症状が悪化し車椅子にも乗れなくなってしまいます。
私の製作する車椅子は、オーダーメイドですので身体の状態に合わせた車椅子が完成します。
身体に合った車椅子
椅子のタイプの中で、後肢の不自由なワンちゃん用として、車体後部に車輪が付いた製品の説明となります。ダックス、コーギーなど胴長のワンちゃんの歩行をサポートする場合に気を付けたいのが、後部の車輪の位置となります。
私の考えでは、ワンちゃんの状態にもよりますが、胴体中心部より少し後ろから膝部分までの間を車輪の取付位置と考えます。調整範囲の中で、前位置だと前足に掛る体重は楽ですが尻もちをついてしまいます。
また、後位置だと腰は反り返り背骨、腰骨に負担が掛ります。丁度良い部分に車輪を付けることで安定した走行が可能となります。
このタイプはダックスフンド用に考えた車両ですが、2本のアンダーフレーム方式にすることで簡単に乗せることができ、男の子の排尿も汚すことなくできます。タイヤもベアリングが入ったウレタン製なので静かでスムーズです。アルミフレームなので軽量で扱いやすくなってます。
※器用な方が、水道パイプで簡単に製作されていますが、 強度不足とバランスが原因の事故につながっています。 一時的な試作程度であれば問題ないのでしょうが、 長期間の使用や、身体に合わない製品は問題です。
予想以上の速度にご注意
車椅子に乗ることで気を付けたいのが、予想以上の速度です! 身体が不自由な時のイメージで車に乗ったものの、慣れてくると、 予想以上に走ります。リードを付けてないと止められないです。
車椅子の製作と注文
基本的にオーダー製作となります。店舗にご来店いただければ、詳細な打ち合わせと採寸、仮組、組付け、調整、1~2週間で製作することができます。また、遠方のお客様の場合は、事前に動画を送っていただき、ワンちゃんの状態を確認させていただきます。こちらから採寸表を送らせていただきますので、それに基づいた寸法で修正可能な状態で仮モデルを製作いたします。あとは現地で組付け調整いたします
これまでも関東~九州まで車で行けるところならお伺いさせていただいてます。
製作に掛る費用ですが、ほとんど部品代程度の料金で製作しております。かと言って、適当に作っている訳ではありません。参考価格は小型犬3万円~4万円完全オーダーですので、部品点数と手が込んでくると費用も掛かります。お問合せよりご連絡いただければと思います。
オーナーは現在トリマーですが、自動車整備士の資格も取得しておりますのでご安心を・・・

